災害対策!災害対策用給湯システム“湯わ〜くロボ” 長期保存用非常食・備蓄食のピクニック10

新潟県中越地震 緊急支援大量調理システム
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■ 新潟県中越地震 被災者支援

当社は、vネット岐阜、高山市役所と連携し、25日早朝に新潟県中越地震の被災地に入り給湯システム湯わ〜くロボ2基を設置した。当初の使用状態は、簡易的なアルファー化米への給湯や、即席スープ類、カップ麺などへの給湯の需要が多かった。哺乳瓶の殺菌は、被災直後から乳幼児保護者へ呼びかけた。徐々に炊き出しの回数も多くなると炊き出し用の給湯、鍋、釜などの洗浄殺菌などの需要が増えてくる、又、被災地での調理器具の衛生管理は、その必要性を説明しないと理解してもらえません。

非常時、全ての避難所等で俊敏に哺乳瓶の殺菌や調理器具の衛生管理が可能な事は、超えなくてはならない一つのハードルだと強く感じました。

湯わ〜くロボは、灯油を燃料とし、熱効率は90%と炊き出し釜の約3倍以上の低燃費で、格段の給湯能力を発揮します。使用する水は、給水タンクに直接バケツやペットボトルから給水も可能で、現場の小千谷小学校では約3000人分の給湯に必要な燃料は、最大値で一日約25リッターの灯油を使用していた。今回の場合、水の供給は我々が到着した25日の夕方時点ですでに給水車2台が小学校現場に到着していたためステンレスの大型給水車10トン(千葉より派遣)から給水した。
給水の方法は、やまや(富山県)持参の加圧ポンプ付受水層(100リッター)から外部吸水パイプを給水車上部マンホールより直接受水し、加圧圧送し、湯わ〜くロボと仮設シンク、熱交換器(やまや)などに配管した。作業時間は、他の作業もこなしながら一時間弱であった。

25日現場に到着した時点で、ライフライン、水道、電気、ガスは、全て寸断されていた。水に関しては、上記で記述したが電機は1.6キロの小型発電機をもちいた。
これらを、市役所本部テントにドラム3個で簡易配線し、夜8時半には、テント内照明2基、湯わ〜くロボ1基、灯油釜2基、受水層加圧ポンプ1基などに送電した。送電に必要な燃料(ガソリン)は、24時間で約10リッターであった。
これら、ライフラインに変わる代替システムは、何一つ欠けても支援不可能。連携プレー(システム化)の重要性を再度認識した。また炊き出しや給水シンクなどを簡易運用する場合の排水も最低限の条件である。今回の場合設置場所のすぐ横の側溝を利用。生ごみや洗浄ごみは、大型ザルで水切りをして処理した。緊急的な下水道?だが、保健所の職員が見れば激怒!?するかもしれないが、未だこれらの方策は皆無に等しいと思う。

30日には、小学校には国土交通省の照明車が設営されて校庭には大型の発電機が搬入され、避難所には、電機が一部供給されはじめた。しかし、学校から一歩踏み出せば真っ暗な家々や商店街、機能しない信号機。同日の夜からは、気温も下がり始めた為、2リットルのミネラルウォーターを給湯機の上蓋(受水タンク)から水を空け、湯たんぽの代用にした。2〜3個給湯しては、運動場に満タンの200台〜300台?の停車する車両へ順次配布説明をした。
熱いからタオル等で巻いて使用してもらう事、必要な場合タオルも同時に配布した。神戸の時このように皆さん代用していましたよ!と付け加えて説明すると、助かります!。と安心してもらえた。雨の中ペットボトルを沢山抱えて車を尋ね歩く男は、怪しいかもしれない(注)ついでに持参した発砲スチロールの箱を配布した。この頃から、エコノミークラス症候群での被害者(死亡)のニュースが流れていたからだ。箱は、10数個、湯たんぽ代用品は60〜70個配布した。翌朝あったかかった!と、数人から声をかけられた。この場合継続して使用可能な旨を告知する事が必要である。これらは被災者自ら実際に使用して有効と感じれば、需要は増えると確信した。

31日には、やまやさんの試作機簡易床暖房システムを避難所に設置すべく、ニーズ調査へ向かう、この時点で多くの避難所にはストーブや大型ジェットヒーターが設置され始めていた。しかし、神戸の教訓から避難所風邪(極度の乾燥、夜間運転停止による低温が原因)に対処すべく開発された商品を避難所の担当者に説明しながら大型の避難所を渡り歩いた。川口小学校、中学校、田麦山小学校など順番に説明しながら移動した。しかし、この時点での平均気温は夜間でもそれほど低くなく、結果的にはこの日は未設置に終わる。避難所風邪を言葉で説明してもなかなか理解が得られない。本音から云えば、なかば強引にでも設置したいくらいであったが、いくら無償といえども現場の許可が得られなければ設置は無理。

ボランティアなどの炊き出しは、30日には地元青年会議所を筆頭に参加が多くなって来ていた。神戸の時と比べれば重度の被災人口が少なかったのが要因か?参加メンバーは、当然のように黙々と作業を進める。
特に6日以降は、料理のプロ集団が目立つ。葛飾区の給食センター?さんや、千葉の漁師さん(農業保険組合)北海道からのグルメな炊き出しなど。。。このような場合簡易な炊き出し機器しか準備できないのが実情のようであった。給食センターの設備などは、大型のスチームボイラーが無いとスチームニーダ機は稼動しないし、通常の店舗用品のバーナーと寸胴の組み合わせが多い。各、炊き出しに参加される団体は、プロパンガスボンベ(10キロ)の使用がほとんどである。平均的な持ち込み寸胴サイズは約50リッターが多いようだが、これらを水から調理しようとすると、沸騰までに約40〜50分はかかると考えられる。テントだけの簡易な施設では風も強く熱効率も10数パーセントほどしか期待できないからである。たとえば、15000kカロリーの高性能ガスバーナーでもアウトドアで使用する場合3000kカロリー以下の熱量しか期待はできない、今回の炊き出し現場では、段ボウル等による風除け(案外危険)などが見受けられた。せめて、アルミなどの防炎素材の用意が必要と感じられた。
当然、小千谷小学校での炊き出しグループには、給湯機の使用を当初より促し、かなりの団体に御利用いただいた。今回関心したのは、かなりの団体が調理の下準備を出発前に終了し現地入りしていたことだ。ある県内からの団体は、加熱調理した物を、食缶にて直接配食していた。

7日には、避難所縮小のため被災者の方々も引越しに忙しそうだった。小千谷小学校の避難所本部も約30メートル移動の指示が入り全ての機機類も移動した。これにより各炊き出し作業スペースは、アスファルトの上にほぼ移動を完了し約10日間の運動場(水はけ悪く砂埃と泥の上での炊き出し)から開放される。この時期からピースボートさんの炊き出しも始まっていた。


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